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WEBクリエイターであれば、他の人の手によるイラストや写真等の各種素材を利用するにあたって、著作権上のルールについての最低限の知識を持っておくことが大切です。厳密には、作品ごとに著作者と直接交渉をして契約を交わすというのが本当なのですが、実際には不可能であると言ってよいでしょう。といって権利関係が曖昧なままで素材を利用してしまうと、後になって無断使用ということで損害賠償請求へと発展する可能性を捨てきれません。

そうした中で、パブリックドメインとクリエイティブコモンズライセンスの付与された素材は、その規約が明確に掲示されているために作品の著作者、またその作品を使用する側にとっても安心して利用できるものとなります。特にクリエイティブコモンズについての基本的な知識を抑えておくことは、WEBクリエイターであれば必須の知識と言っても良いでしょう。

クリエイティブコモンズは、作品のクレジット表記が必要か否か、営利利用か否か、改変が禁止されているか否か、ライセンスの継承が必要か否かといった4種類の組み合わせによって作品の利用方法を定めるライセンスです。このライセンスが付与された作品については、利用者は著作者に都度問い合わせることなく、条件に従うことで安心して利用することができるようになっています。